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フランスのゲイが極右政党を支持することについて書かれた記事2本

 www.bbc.com

2017年4月24日に配信されたこの記事が話題になっていたのでメモ。同年4月20日に配信された英文記事"Why gay French men are voting far right"を日本語訳した記事。

 

フランス大統領選挙を前に、国民戦線(FN)とル・ペン党首がゲイの有権者からも支持を集めているのはどうしてか、分析した記事。

  • 世論調査ではマリーヌ・ル・ペン党首が同性愛の有権者から多くの支持を得ている
  • 国民戦線は他のどの主要政党よりも党幹部に同性愛者が多い
  • 2015年の地方議会選挙直後の他の世論調査によると、一般市民よりも同性愛の既婚男性の間でFNは人気があった
  • 一部のLGBT有権者はル・ペン氏の移民への厳しい姿勢に強くひきつけられている

読むとフランスでは多くのゲイ有権者がFNを支持しているような印象を抱いたのだけど、2017年2月11日に配信された下記の記事を読むとまた違う感想を持つこととなった。こちらも日本語翻訳記事。

www.buzzfeed.com

  •  党首ル・ペンは、その側近に数多くのゲイを迎えた。その数は2013年に同性婚法を成立させた中道左派社会党さえしのぎ、フランスの主要政党で最も多い
  • 複数のLGBT活動家が、ここ数年、特に保守派のゲイの間でゼノフォビア(外国人嫌い)が広がっていると指摘する
  • 研究機関Cevipofの調査によると、既婚のゲイに限れば、地方選挙で38.6%が国民戦線に投票したと答えた(ただ、世論調査の専門家によると、この集団はLGBT全体と比べて、より年齢が高く、より保守的な傾向があるという)

BBCの記事と似た内容について書かれているがBuzzFeedの記事では「言説を裏付ける確固たるデータがないことには注意する必要がある」と続く。

そして欧州の抱える移民問題について、ヒューマン・ライツ・ウォッチLGBTプログラムの責任者を務める ボリス・ディトリッヒの言葉を紹介している。

「移民をめぐっては、左派政党は有権者が抱いている心配とか恐怖に答えていないんです。だから、有権者に見捨てられる」

 BBCの記事での

  • 世論調査ではマリーヌ・ル・ペン党首が同性愛の有権者から多くの支持を得ている

については、ちょっと言い過ぎ感はあるのかな。ゲイ有権者の支持は広げているものの、その伸びは異性愛者と変わらない、ということのよう。